耳鳴りの薬

耳鳴りに劇的に効果のある薬というのは現在ありませんが、症状を緩和させるための薬が色々とあります。
薬物療法として耳鳴りやめまい、難聴に処方される薬の効果を副作用も含めて紹介しましょう。薬品名は数が多いので省いてあります。
副作用は代表的なものを書いていますが、服用を始めてからひどく副作用が出るようでしたら、すぐに医師に相談しましょう。
他に服用中の薬があるときも必ず担当医に知らせておきましょう。

病気かも知れない?
抗不安薬...精神安定薬のこと。不安・緊張をやわらげる。自律神経を安定させる。症状に対しての意識を低下させる。
 副作用:眠気・頭痛・ふらつき・むくみ・かゆみ
抗ヒスタミン薬...精神安定作用、速効性があり、吐き気を抑える効果があります乗り物酔いの薬にも使われているものです。
 副作用:眠気・頭痛・ふらつき・食欲不振
抗めまい薬...神経の興奮をおさえます。脳や耳の末梢神経の血液の流れを良くします。めまいや吐き気をおさえます。
 副作用:頭痛・発疹・眠気・ふらつき・食欲不振
抗うつ薬...抑うつ的な気分(何もやる気の起きない状態)の強い人に気力回復の効果があります。効果のあらわれるまで、1~2週間かかります。
 副作用:口渇・便秘・排尿困難
ビタミン剤...末梢神経の働きを改善・代謝改善・疲労回復など、様子に合わせて補うビタミン薬を処方します。
 副作用:下痢、むかつき等が出る時もありますが強くは出ません。
副腎皮質ホルモン薬...炎症を抑える作用があり、体内の代謝を良くします。短期集中的に使ったりします。
 副作用:顔がまるくなる・感染症にかかりやすくなる・カルシウム不足
末梢血管拡張薬...梢血管の血液の流れをよくして、脳や耳の代謝を活性化します。
 副作用:発疹・かゆみ・食欲不振・悪心
自律神経調整薬...自律神経の中枢部に働きかけて、乱れを改善します。自律神経を安定させる、整えるなどの効果があります。
 副作用:眠気、ふらつき、めまい感。 口の渇き、吐き気、食欲不振、便秘
睡眠導入薬...耳鳴りやめまいの症状に悩まされ不眠状態の人に用います。
 副作用:アルコールと同時に服用は催眠作用が増強され危険です。

薬を飲むことになった時は...

当の医師に処方してもらった薬は飲み合わせも含めて十分に考えられたものです。
軽くなったからといって、薬を飲むことを途中でやめてしまうと、ぶり返したり、逆に悪くなってしまう場合もありますから、自己診断せず必ず医師に相談してください。


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